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ロックの部屋

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PRIMAL SCREAM

プライマル・スクリーム『SCREAMADELICA』

ロックの歴史的名盤と言われるものに、入るであろうと思われる【プライマル・スクリーム】1991年の名作『SCREAMADELICA』です。確かプライマル・スクリームの出だしはギターポップであったのですが………。

1曲目の「movin’ on up」ではギミー・シェルターの頃のストーンズを思わせるオーソドックスなロックであった。それもそのはず、この曲のプロデューサーはストーンズのプロデューサーでもあったジミー・ミラーである。

ここからが本編。2曲目に入ると一転、シタールが流れるサイケデリックなハウスナンバーに突入。『SCREAMADELICA』の世界にトリップ。しらふで聴くのも良いが、酒や薬が入っているといいかも知れないぞ。

《don’t fight it, feel it》 
♪音楽に合わせて踊ろう
一晩中、ハイになって
ハッピーになってイッちまおう
音楽に合わせて踊ろう
一晩中、さあ楽しもう
乗りまくろう
好きなように生きるのさ
この人生を愛して
さあハイになろう♪

残念ながら私は、酒もそれほど飲めないし、マリファナ等のドラッグもやったことがないのでハイになるということは、どういう事になるのか想像もつかない。イメージするだけである。きっと、色んな見たこともない景色が見えてきて桃源境にいるような気分になるのであろう。

1960年代後半のサイケデリック・ムーヴメントは1990年前後にセカンド・サマー・オブ・ラブとして復活した。

「don’t fight it, feel it」でいってしまった後は、余韻を楽しむべく「inner flight」「come together」で夢幻をさまよっていようか。

プライマル・スクリームの音楽が素晴らしいのは、基本が60年代から70年代のロックン・ロールにあることにつきる。そしてハウスやダンスへの新しい音楽への追求。解釈と消化、グループへの反映。

『SCREAMADELICA』はそれらが具現化された大傑作アルバムなのである。

音楽への愛情は、限りなき追求を拒む事はできない。ミュージシャンもオーディエンスも踏みとどまれない。

(最近、メンバー自身が選曲した集大成的なベスト盤とファン投票によって選曲された裏ベスト盤がたて続けに発売されたようです。どちらも彼らの凄さ偉大さを知るには十二分でしょうね。うーんどちらも欲しい。)


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